目的を持って行う
企業サイトを運営していると、サイトリニューアルを検討することがあります。
もしサイトリニューアルを行おうと考えているならば、その目的をはっきりとさせましょう。
目的が曖昧な状態でサイトリニューアルを行ったとしても、中途半端なものになってしまうため、失敗してしまう可能性が高いです。
目的としては新しいコンテンツを追加したい、ユーザービリティーを向上させたい、機能面でいくつか変更したい部分があるといったものが考えられます。
これらの目的をわざわざする必要があるのかをきちんと考えるべきです。
問題がないにも関わらず余計な変更をすることによって、逆にユーザーから不評となってしまうケースは珍しくありません。
よほどのことがない限りはサイトリニューアルを行わない方がいいでしょう。
リニューアルをする過程でトラブルが発生する可能性があり、そうなってしまうと新しいサイトを公開するまでに時間がかかってしまいます。
サイトリニューアルをする時には、現時点での問題点を洗い出して、それを解決するための方法を提案しましょう。
文字が読みづらかったり、サイトの雰囲気が暗いものとなっていたり、あるいはどこに何があるのかが分かりにくくなっているサイトは珍しくありません。
こういった問題点を改善させるために効果的な方法を用いましょう。
サイトリニューアルの注意点
サイトリニューアルの注意点がいくつかあります。
まず、無意味にURLを変更しないでください。
多くの方は以前のURLでブックマークに登録しているため、もし変更されてしまうとアクセスできない可能性があります。
また、検索エンジンのランキングにも影響を与えてしまう可能性があるため気をつけましょう。
URLを変更するならば、リダイレクトの処理を適切に行うべきです。
すでに成果の出ている構造に関してはそのまま流用するようにして、極力変更しない方がいいでしょう。
分かりやすくすることを第一に考えるべきであり、その目的を達成するための仕様変更を意識しましょう。
たとえサイトリニューアルを外注する場合でも上記の点を理解しておいてください。
サイトリニューアルをしたためにアクセス数が激減してしまったというケースは珍しくないのです。
特にサイトへのアクセス数が多いのであれば、無理にリニューアルをしない方がいいでしょう。
良い状態の時に変化させようとするのは逆効果となってしまう可能性が大きいのです。
リニューアルをするならば、最初にきちんと話し合いをして、具体的にどのように進めていくのか全体像をきちんと明確にしておきましょう。
なんとなくで進めていくと、途中で失敗してしまったり、質の低いサイトリニューアルとなってしまいます。